音声広報CD「明日への声」トラックナンバー3 vol.94(令和5年(2023年)11月発行)

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(イントロダクション:女性ナレーター)

「キャッシュレス」という言葉を、聞いたことはあるけど、詳しくは知らない。気にはなるけど使ったことはない。そんな方もまだまだいると思います。キャッシュレスを生活に取り込むことで、どのようなメリットがあるのかを解説します。

(本文:Q.女性ナレーター/A.男性ナレーター)

Q1:最近買い物などの際にキャッシュレス決済という言葉をよく聞きます。キャッシュレス決済とはどのようなものなのでしょうか?

A1:キャッシュレス決済とは、お札や小銭などの現金を使用せずにお金を払うことです。身近なところでは、クレジットカード、交通系電子マネーやQRコード決済などがあてはまります。日本のキャッシュレス決済比率は右肩上がりで伸びており、2022年の決済比率は36%に到達し、決済額は初めて100兆円を越えました。政府としても、2025年までにキャッシュレス決済比率を4割程度にすることを目標にキャッシュレスの普及に取り組んでいます。

Q2:キャッシュレスの利用率は伸びているのですね。キャッシュレス決済にはどのような支払い方法がありますか?

A2:支払い方法は、前払い、即時払い、後払いの3種類があります。まずは、前払いについて解説します。前払いはプリペイドともいわれますが、事前に入金したカードやスマートフォンを、お店の機械で読み取って支払う方法です。交通機関が発行する電子マネーのほか、スーパーやコンビニが提供するものがあります。事前に入金した金額の範囲内で使用するため、使い過ぎることがありません。

Q3:次に即時払いについて教えてください。

A3:即時払いはデビットともいわれます。自分の銀行口座と連動させたカードを、お店の機械に読み取らせて支払う方法です。商品などの購入時に使用すると、代金は即時に銀行の口座から引き落とされます。銀行やクレジットカード会社が提供するデビットカードは即時払いにあてはまります。

Q4:そうなのですね。では、後払いについて教えてください。

A4:後払いはポストペイともいわれます。商品などの購入代金をカード会社が立て替えてお店に支払い、後日、消費者がカード会社に代金分を支払う方法です。代表的なものに、クレジットカードがあります。代金は、後日一定期間分まとめて請求されます。支払い方法は、一括払いや分割払いなどがあります。

Q5:クレジットカードとデビットカードは何が違うのですか?

A5:クレジットカードは後払いの手段で、商品などを購入するときにその場で代金を支払うことなく商品などを受け取れるカードです。一方、デビットカードは、支払い時に提示すると銀行の口座から代金を即時に引き落とすことができるカードです。キャッシュカードと一体化されたデビットカードもあります。

Q6:よく分かりました。カードでの支払い以外に、スマートフォンで決済されている方もよく見ます。スマートフォン決済もキャッシュレス決済になりますよね。

A6:はい。スマートフォン決済はアプリにクレジットカードや電子マネー、銀行口座などを登録しておくことで、支払いのときに利用できます。使用するアプリによって支払い方法は異なりますが、スマートフォンをタッチしたり、バーコードやQRコードを使ったりして支払うことができます。

Q7キャッシュレス決済には、様々な種類があることが分かりました。では、それを取り入れると、生活はどのように変わるのでしょうか?

A7:財布を持ち歩く手間がなくなり、ちょっとした買い物には、カードやスマートフォンだけで身軽に出かけることが可能になります。会計時に現金を数えて渡したり、お釣りを受け取ったりといった必要がないため、スピーディーに支払いができ、会計にかかる時間を短縮できます。

Q8:お出かけに身軽で行けるのはうれしいですね。ネットショップなどでも使うことができますか?

A8: ネットショッピングにおいても、キャッシュレス決済が便利です。忙しくてなかなか買い物に行けない方でも、キャッシュレス決済を利用して、どこにいてもネットショッピングを楽しむことができます。

Q9:いろいろと便利になりますね。しかし、セキュリティの面から、「やはりそれでも利用するのは不安」という方もいると思います。

A9:消費者の安全と安心を守るために様々なセキュリティ対策が施されています。例えば、クレジットカードでは、本人による取引を認証するための技術や、不正な取引を起こさないための技術、カード番号を守るための技術などを用いた対策が行われています。また、身に覚えのない支払がないかを利用明細書などで自ら確認する、推測されやすい暗証番号にしないなど個人できる対策をしておくとよいでしょう。カードを紛失した時は、すぐにカード会社に連絡してください。

Q10:自身でも、気を付けることが大切なのですね。他にも決済時に気を付けることはありますか?

A10:架空請求のような身に覚えのない請求に注意が必要です。偽のメールやSMSなどで誘導されたサイトにカード番号や暗証番号、セキュリティコードなどを求められても教えないといったことも必要です。万が一、身に覚えのない請求がされるなど不正な利用が疑われる場合は、すぐにカード会社に連絡してください。

(エンディング:女性ナレーター)

現金を直接やり取りしないキャッシュレス決済は、様々な場面で活躍します。支払いがスムーズになることを始め、金銭に関わるちょっとした不便が解消されます。経済産業省ではキャッシュレスの紹介・普及を目的として、消費者向けの動画などを公表しています。「経済産業省 ひろがるキャッシュレス 動画」で是非検索してみてください。

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